PICKS REPORT vol.31

Weekly Report

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PICKS REPORT vol.31

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【2020年05月08日発行】

1.プロジェクト情報

1.1 Dune Analytics

■一言紹介

DeFi市場の「ユーザー数(アドレス数)を確認」できる分析ツールです。

■サービス概要

  • DiFi市場にアドレスを保有するユーザーの総数と15種類のDeFiプロジェクト毎にユーザーの総数を確認することができます。

  • 2020年5月7日時点で、DiFi市場には約16万人のユーザー(アドレス)が存在しています。現在の成長率(毎日0.56%)では、2021年3月までに100万人、2022年5月までに1,000万人のDeFiユーザーの増加が見込まれると予想されています。

  • また、ユーザーの増加は主要プロジェクトのアップデートによって大幅に増加する傾向があり、Augur v2や2020年第2四半期に予定されているUniswap v2によるユーザーの急増が予想されています。

■ユーザー利便性

  • DiFi市場全体のユーザー数を視覚的に確認できます。

  • 15種類のDeFiプロジェクトのユーザー数を視覚的に確認できます。

  • ウェブページ内のダッシュボードは編集することができます。

■ユーザーリスク/課題

  • 多くのユーザーは複数のアドレスを所有しているため、正確な指標ではないことに注意が必要です。

■まとめ

DeFi市場に関する情報は、DeFi Pulseを使用して、プロジェクト毎のロック比率を確認した上でプロジェクトの規模を判断するという人が多いのではないでしょうか。ロック比率のみで規模を判断する場合、「クジラ」と呼ばれる大口保有者の存在を考慮していない可能性があります。例えば、InstaDAppでは3人のクジラによって約80%のロック率に相当すると言われています。今後、プロジェクトの規模を判断する際の要素として、ユーザー数も重要であると思いました。

■参照先

Dune Analytics

2.トークン情報

2.1 Keep(KEEP)

■一言紹介

KEEPは「透明性とプライバシーの両立を維持」するために発行された暗号資産です。

■概要

  • Keepは、パブリックブロックチェーンの透明性とプライベートデータの保護を両立するために開発されているプロジェクトです。プライベートデータを保護するために”off-chain container”でデータを管理することによって、パブリックブロックチェーン上でデータを公開することなくスマートコントラクトを使用することができます。プロジェクトのネイティブトークンとして「KEEP」が発行されています。

  • 「KEEP」は、保有者がネットワークに参加するためにステークすることができ、ネットワーク参加者に対して建設的な行動を促進するためのインセンティブとして発行された暗号資産です。

  • KEEP保有者は、ステーク量に比例して報酬を獲得することができる一方で、問題が発生した場合のペナルティーも受けます。例えば、KEEP保有者としてネットワークに参加するノードに可溶性問題が発生した場合、ステーク量の1%がスラッシングされます。また、不正署名等の問題が発生した場合、ステーク量の100%がスラッシングされます

  • Keepは無制限にプロジェクトをサポートすることができ、プロジェクト毎に特定のインセンティブとリスクが存在しています。KEEP保有者はリソースと時間をどのプロジェクトに割り当てるかを自由に選択することができます。

  • Keep上で構築されている初期プロジェクトには「tBTC」が存在しています。tBTCとは、利用者がBTCを担保にイーサリアムブロックチェーン上でビットコインを発行することができるプロジェクトとして、MakerDAO、Compound、Uniswapを含む40以上のパートナーからサポートを受けています。また、WBTCのように利用するためのKYCや仲介者が不要なトラストレスな仕組みが採用されています。

  • 実際に利用者がBTCを担保にtBTCを発行する場合、KEEPとETHの両方のステーク条件を満たした署名者による署名が必要です。このようにKEEPとETHを担保にすることで署名者の悪意ある行動を抑制し、トラストレスな仕組みを構築しています。また、署名者の選出にはランダムビーコンが採用されており、署名者がランダムに選出されることで悪意あるノードの共謀を防止しています。

  • KeepはPolychain Capitalやa16zからも出資を受けており、2020年4月30日にはコインベースカストディによるサポートも発表されています。

■トークン用途

  • ステーク用途用途

  • プロバイダーとしてサポートを行うプロジェクトの承認

■数字で把握

  • 発行上限枚数:10億枚

  • ステークドロップ開催日:2014年06月08日(*1)

  • ステークドロップ開催期間:6ヶ月

  • ステークドロップ配布予定枚数:2億5千万枚(25%相当)

  • ステークドロップ配布比率(年間):3.4%

  • プライベートセール購入者:80人

  • Twitter:8,918人

  • Telegram:3,540人

  • コアチーム:18人

(2020年05月07日時点)

*1 ETH保有者はETHをステークすることでKEEPを獲得することができます。

■参照先

How the KEEP Token Works

Keep and tBTC Launches Supported by More Than 40 Industry Partners

A Privacy Layer for Public Blockchains

Business Primer

Keep Network Frequently Asked Questions (FAQ)

Staked

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筆者

https://twitter.com/imai_ryouji

CoinPicks

https://twitter.com/CoinPicks_

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